高次脳機能障害で後遺障害等級2級を獲得した事例
相談者
20代・女性
傷病名
高次脳機能障害
解決までの期間
3年
獲得した結果
後遺障害等級・2級
適切な賠償金の獲得
ご相談のきっかけ
事故から半年ほどが経過した頃に、ご両親がご相談にいらっしゃいました。事故当初は植物状態と宣告されており、交通事故の損害賠償まで頭が回らない状態だったようです。その後の後遺障害等級認定の申請や損害賠償は弁護士にお任せいただき、ご両親にはご本人のお世話等に専念していただくことにしました。
弁護士による活動
症状固定を待ち、後遺障害等級認定の申請をしました(被害者請求)。後遺障害等級2級を獲得できたものの、残念ながら過失が大きかったため減額されました。
その後、一定期間が経過し、ご両親から人身傷害保険金の請求をしていただいたのですが、保険会社が支払を拒否しようとしました。そこで、弁護士介入し、人身傷害保険金も得ることができました。
獲得した結果
後遺障害等級認定の結果は、2級でした。
人身傷害保険金は、重度加算がされ、高額な金額を得ることができました。
事件解決のポイント
高次脳機能障害を負ってしまった場合、今後の人生に多くの資金を必要としますから、より高い等級を獲得することが重要となります。医学的資料を的確に分析し、質の高い日常生活状況報告書や意見書を提出することがポイントとなります。
人身傷害保険金は、ご自身に過失がある場合にも利用可能な、ご自身やご家族が加入している保険の特約です。事故の相手方側の保険会社ではないため、弁護士介入はしないのが通常ですが、今回のようなケースでは弁護士介入した結果は大きいといえます。
弁護士の着眼点
詳細は割愛しましたが、重症事案では、自賠責、労災、年金、相手方任意保険、人身傷害保険金等、横断的な知識と経験が必要になります。適切な手続を、適切な時期に利用していくことがポイントです。