保険会社からの示談の提案に対し、大幅な増額を早期に実現した死亡事故事例
相談者
相談者
相続人
お住いの地域
宇都宮
ご契約
弁護士費用特約あり
弁護士による活動
保険会社との示談交渉
獲得した結果
大幅な増額を早期に実現
主な損害項目(解決した金額)
費目 | 保険会社による提案金額 | 示談した金額 |
死亡慰謝料 | 1400万円 | 2500万円 |
死亡逸失利益 | 1700万円 | 2700万円 |
葬儀費用 | 100万円 | 150万円 |
合計 | 3200万円 | 5350万円 |
ご相談のきっかけ
歩道を歩いていたところ、道路から駐車場に入ろうとしてきた自動車にひかれ、転倒して頭部を強打し、そのままお亡くなりになってしまった交通事故でした。
事故後しばらく経過して、加害者側の保険会社より示談金の提案がありました。
提案書には、具体的な計算式が多く記載されていましたが、逸失利益という言葉や、労働能力喪失率、中間利息控除(ライプニッツ係数)など専門用語が並べられ、保険会社が提案する金額が適切なものなのか全く分からず、弁護士に相談したというケースでした。
法律相談のご予約
お電話にてお問い合わせいただき、交通事故の概要を5分ほど、お伺いしました。
弁護士費用特約にご加入しておりましたので、弁護士費用はご加入の保険会社においてご負担いただくことが可能であることをご説明させていただきました。
重大な事案ですから、直接お会いして、丁寧にご説明させていただき、慎重に加害者側の保険会社の提案を検討させていただきたいことをお伝えしました。
最後に、交通事故に関連する資料、相手方保険会社の連絡先や電話番号、ご自身の保険会社の連絡先や電話番号等が分かる資料等をお持ちいただくようご依頼し、初回法律相談を設定しました。
初回法律相談
改めて、交通事故の態様等をお伺いし、亡くなった方のお仕事や家族構成等をお聞かせいただきました。
死亡事案ですから、相続関係を確認させていただき、亡くなった方のお仕事や家族構をお聞きしました。
死亡逸失利益や死亡慰謝料はお仕事や家族構成によって請求金額が変わるからです。
その上で、加害者側保険会社による提案を検討すると、大幅に増額できる見通しであることが判明し、これらの点を訂正にご説明させていただきました。
最後に、弁護士費用特約をご利用の上で、弁護士との委任契約を取り交わしました。
弁護士による活動
ご契約後、直ちに、相手方保険会社に対し、受任したこと、今後の連絡は当事務所宛てにしていただくよう伝えました。
また、相手方保険会社が持っている関連資料を取り寄せました。
その上で、実務上の相場や裁判例等から、こちらから適正な金額を提示する通知書を相手方保険会社に送付しました。
その後、相手方保険会社と示談交渉を繰り返しました。
獲得した結果
上記のとおり、当初の保険会社提案から、2000万円を超える増額に成功しました。
ご依頼いただいてから、約2か月という早期解決でした。
まとめ
不慮の交通事故により、命を亡くしてしまったわけですから、ご家族は言葉にならないほど悲しかったと思います。
法的な知識がなければ、保険会社による提案をそのまま受け入れてしまったかもしれません。
不当に低い金額で示談してしまっては、亡くなった方も浮かばれません。
示談交渉が長引くということもなく、短期間で解決でき、依頼者様もご納得されておりました。
ご依頼当初から悲しそうなお顔をされていましたが、少しだけ微笑んでいただけました。