高次脳機能障害で後遺障害等級2級を獲得した事例

相談者

50代・女性

傷病名

高次脳機能障害

解決までの期間

2年強

獲得した結果

後遺障害等級1・2級
適切な賠償金の獲得

ご相談のきっかけ

事故から1年半が経過する頃に、ご相談にいらっしゃいました。

高次脳機能障害であることは分かっていたのですが、今後の手続が全く分からない状況で、法律相談ご希望でした。

 

弁護士による活動

まずは、自賠責の後遺障害等級認定の申請を準備するところから始めました。

高次脳機能障害の場合、診断書等の必要資料が他のケースよりも多く、専門知識や経験が必要となります。また、後遺障害等級認定の申請は、保険会社に手続をしてもらうのではなく、被害者側で手続すべきです(被害者請求)。

 

獲得した結果

認定結果は7級(1051万円)でした。

想定していた等級よりも低かったこともあり、異議申立てをしました。医学的資料を再度取り付け、追加の主張を多く提出しました。

その結果、別表第1・2級(3000万円)まで等級が上がりました。

 

事件解決のポイント

高次脳機能障害を負ってしまった場合、今後の人生に多くの資金を必要としますから、より高い等級を獲得することが重要となります。医学的資料を的確に分析し、質の高い日常生活報告書や意見書を提出することがポイントとなります。

 

弁護士の着眼点

以上は自賠責の後遺障害等級認定に限って記載をさせていただいております。

高次脳機能障害は重症ですから、自賠責以外にも、任意保険会社との示談交渉、労災での障害給付申請、障害年金等、他にも検討すべき点は多くあります。

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